2、オチコボレの定義

新しい年は、オチコボレが元気を取り戻す年      071214 どこテレ新年用

オチコボレでも人もうけはできる

 

1、オチコボレの定義

*レールに乗れていないひとのこと。レールがないので自分

で歩かねばならん

*同じレールの仲間はいない。仲間がほしければ自分でつくる。従って、誰かが運んでくれるとか、後押してくれることはない

 

*レールに乗ると外れる不安が発生する

*レールに乗らないと外れる心配がいらない――不安も起きない

*レールに乗るのは不満の素――

*これだけ努力をしてレールに乗ったのに、貰いが少ないという不満

*不安は自己努力につながる。不満は他者への不服につながる

2、オチコボレは楽しい……オチコボレにはストレスがない

*期待値が小さいので不満にならない

3、オチコボレは心が落ち着く……落ちこぼれる不安がないから

4、オチコボレは発想が豊かだ……失敗を恐れないから

*リスクはあるが、それによる損失量が小さいので、チャレンジしやすい。それはたくさんチャレンジしないと食えないと言うことでもあるが、それは決してつまらなくはない

5、最前線で働くのはオチコボレの宿命

*最近、ミャンマーで長井さんというカメラマンが命を落とした。この事件でビジネスシステムの三重構造がよく現れていた

*最も安定したレールに乗っている人が、一番地位が高い

*その周辺にいる人が段取りをする(コーディネーター)。これも最近はアウトソーシングされていることがある。オチコボレでもコーディネーターまでにはなれる

*ビジネスの質を上げる役割は、三層目のオチコボレの仕事である

6、オチコボレでも人もうけはできる

*仕事師の世界で生きていくつもりならば、どんな職業でも仕事好きな野郎がかなりいて、オチコボレでも認めてくれる

*レールの中心にいる人もチャレンジをするオチコボレを探している

*チャレンジをする三層目の世界は、それなりのリスクはあるが、スリリングで充実した時間がもてる

*すべての人と付き合いやすいので、人もうけもしやすい

*誠実で、ウソくさいことやハッタリを言わなければ付き合いは拡がる

*人もうけができたらメシは食える。チャレンジしてリスクを冒し、一生懸命工夫をしていれば仕事は回ってくる

7、オチコボレとしての自覚をすることが、プライドに繋がる

*自覚がないということは、まだ第一・二層に未練があるからだ

*仕事は言われた通りにしてはならない。それではオチコボレとしての存在意義がない。

言われない独自なことをするか、言われたとおり以上の自分のオリジナルな中身を持たないと、いずれ注文が減る

*オチコボレだからといって品格が低いわけではない。世間の評価が低いだけだ。評価が低いと、クライアントは大きく期待しないので、自由な気分で仕事ができる

*当然、モライも少ないのだが、それはレールに乗れなかったのだから仕方がない

*仕事を楽しむことによって、とりもどすしかない。これもなかなか楽しい

*人の嫌がる仕事や、曖昧性のある仕事が来やすい。曖昧性こそは、リスクと創造性の源だ

*また、オチコボレは、誰にでも教えてもらいに行きやすいし、教えてくれる人も多い

以上のようなことを、私は体験した。――失業、倒産、リスクへのチャレンジなどの体験から、オチコボレ自覚の切っ掛けをつかんだ。