5、日本オチコボレ還暦論(0906)

日本オチコボレ還暦論(60年周期)                090629

〇アメリカは「セールスマンの死」時代の再来

このところ、国がまるごと落ちこぼれてしまい、国民みんなが大災難に遭うという時代のことが気になっている。日本という国は、この120年の間に、二度落ちこぼれた。それは明治維新と昭和の敗戦である。そして今が三度目のような気がする。

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5 観光案内標識消滅の法則

「観光案内標識消滅の法則」というものを発見した。観光地に出かけると、目的地の近くまでは親切な案内標識があり、この分ならばすぐに辿り着けると思ったとたんに、道に迷ってしまった経験をお持ちの方がおられると思う。これは、「観光案内標識消滅の法則」にはまった所為である。この法則の成立要因は、「こんな近くまで来たのだから、いくらボンクラでも分かるだろう」という感覚が前提になっているからである。 続きを読む «5 観光案内標識消滅の法則»

7 社会にでたら、カンニングができないヤツは役に立たない

大学で話をするとき、最初の一限目でカンニングの話をすることにしている。「学生はカンニングをしてはいけないが、社会に出たらカンニングが出来ない奴は役に立たない」というのが私の持論である。 続きを読む «7 社会にでたら、カンニングができないヤツは役に立たない»

8  “友”の定義は何ですか。「朋友相信じ」? 一方的な関係?

“とも”という言葉を辞書で見ると「そんな分かり切った言葉を見るな」とばかりに、「友、朋友、友人」などと書かれている。当たり前のような言葉でも、状況描写を入れて面白く書いている「新明解」でも同じだ。つまり「みんな共通の理解をしている」ということらしい。
思い返してみると、私のような太平洋戦争敗戦の時、国民学校三年生であった人間には、友という言葉ですぐ連想するのは「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭倹己ヲ持シ」という教育勅語である。これは「お互いが信頼しあって」という意味である。 続きを読む «8  “友”の定義は何ですか。「朋友相信じ」? 一方的な関係?»

9 転職経験なし――転社はしたけれど

オチコボレ運が強いので、転職はしたがとにかく仕事は続いてきた。いかがその商売だ。
・編集屋 コーディネーター(調合)業である
薬屋はモノの調合 患者の病状という状況判断がいるが……
編集屋は、取材、著者対応、原稿書き、原稿チェック、レイアウト、印刷との折  衝、コスト管理……
・土建屋2年 これも調合屋 施主、現場調査・企画、設計図チェック、材料屋、下 請け、業者折衝、現場運営……
・都市計画コーディネーター アルパックに来る前に、二つの商売をやってきていたのがよかった。それ以外にも、アルバイトでやってきたことが大いに役に立っている。
・九州に来た 今までやってきたこと・仕事のお温習(さら)いだった 続きを読む «9 転職経験なし――転社はしたけれど»

3、バブルの頂点でのリゾート論・日経新聞

バブルの頂点では、正常な神経で会話すると、馬鹿にされ、迫害にも似た嘲笑を受けた。私は、ある県のリゾート計画を受け持っていた。その計画委員会は、県の人と、計画に参加している企業の企画部メンバーと、私が集めたリゾート計画屋で編成されていた。そのコーディネーターは私なのだが、企業のメンバーからバカにされていた。 続きを読む «3、バブルの頂点でのリゾート論・日経新聞»

5、する、なる、なるようにする

する、なる、なるようにする――「月給二倍論」によせて

【解題】これは私の原稿ではない。文末に書かれているように、昭和34年6月の自民党宏池会機関誌「進路」に、田村昭雄が書いた原稿である。私が国会図書館に出かけて、コピーを取ってきて、バインダーの穴などで見えなかったところを補って、ワープロに起こしてもらったものである。総選挙があったが、みんな願望とか、ならないことばかりで、これでは財政赤字を増やして、若者のスネを齧ることしか思いつかないだろう。(2012.12.21糸乘) 続きを読む «5、する、なる、なるようにする»

6 再開発計画における立場別・問題別・時期別整理法――まちづくり計画とコーディネイトの原点――

[解題]初めて再開発事業を担当することになった時の文章である。密集賃貸住宅が大半で、それにアパート、パチンコ、少数の小売店など約300戸(土地・建物・居住者が重なるので権利件数にすれば約900件)の権利調整の原案を考えねばならなくなって、悩みながらまとめた文章である。権利調整は役所の下請けとしてやったのだが、これは調整案のベースになった考えをまとめてものである。再開発の担当になったのが昭和45年(1970)の暮れ頃からである。権利調整の案がまとまったのは48年暮れ頃で、ついで実施設計にかかった。
49年中頃だったと思うが、再開発の資料雑誌のようなところから依頼されて書いた。この考え方は、その後のあらゆる私の仕事に対するスタンスの原点になった。一口に言うと、「住民本位の計画」とは、単に、住民の声を聞いたらいいというものではない。住民の気持ちは大切にしなければならないが、聞いてばかりいても公平な計画はできない。結果的に誰かが100点で満足するということは、その対極に不満を貯めることになるので、望ましい方法ではないということである。その後一部には手を入れているが、ほとんど変わってはいない。また、この論旨で技術士の試験にも通ったということも、思い出になっている。(2009.09)
1.コーディネーターは何を求められているか
2.再開発事業成立のための三条件
3.コンセンサスづくりの自己診断法
4.総論賛成・各論反対‥‥‥
5.住民の立場による意見の相違
6.コンセンサスの時期をいつにおくか
7.現在と計画時点とのズレ
8.過去のあと取りと将来の先取り
9.大きい声と小さい声
10.目標は「総論賛成・各論やむをえない」
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2、地域百科事典づくり企画071028

<活動と方法>

①地域の住民が集まって、特色あるソフト事業として、地域の風土を反映する“知的蓄積”をつくる。

②地域の知的活動のコーディネーターとなる人材を育成し、共に百科事典づくりを進めることによって、「文化的たまり場」の成立を期す。 続きを読む «2、地域百科事典づくり企画071028»